International Organization for Standardization <国際標準化機構>
情報や技術の発達と共に、グローバル化が進み、あらゆる分野で国を超えた活動が行われるようになりました。
結果、その国独自の規格では通用しなくなり、共通化が求められるようになりました。スイスのジュネーブに本部を
おくこの国際標準化機構では、こういった共通化が必要となった基準や規格を協議委員会(ワーキンググループなど)
を設置して協議し、加盟国の投票によって内容を決定し発行する形となっています。
現在の加盟国は、世界で140ヶ国あまり。既に多くの規格が発行されており、身近なところでは、カメラのフィルム
(最近はデジカメですけど)やネジ、CDのフォーマット形式などあらゆる分野で利用されています。
その中でも、製品の規格ではなく、”組織の仕組み”を規格化したものが「マネジメントシステム」と呼ばれるものに
なります。仕組みとは言え、組織には規模や業種、活動形態など千差万別ですから、あくまでその組織に合った体制
づくりを求める規格となっています。
日本では、リーマンショック以降、建設業界などで減少傾向にあり、新たに認証取得をめざす組織の伸びはかなり
鈍化している状況です。とはいえ業務改善のツールとして有効活用している組織が多く、サービス業においては着実
に伸びている状況となっており、今後も活用されるものと思います。